【バドミントン歴史秘話】初期のラケットは羊の皮を巻いていた?驚きの素材進化を専門家が解説

現代のバドミントンラケットといえば、100gを切る軽量なカーボン素材が当たり前です。しかし、そのルーツを辿ると、今では信じられないような生々しい素材が使われていたことをご存知でしょうか?

木と皮で作られていた初期のラケット

バドミントンの原型は、19世紀中頃にイギリス軍がインドから持ち帰ったプーナという遊びにあります。当時のラケットは、現代のような機能美とは程遠いものでした。

まず、フレームには主にアッシュ(トネリコ)やヒッコリーといった頑丈な木材が使われていました。現代のカーボンラケットに比べると非常に重く、しなりも少ないため、扱うには相当な筋力が必要だったと推測されます。

驚くべきはグリップです。滑り止めのポリウレタン製ウェットグリップなど存在しない時代、選手たちはグリップ部分に羊の皮を直接巻き付けていました。これは、汗で木が滑るのを防ぎ、手のひらにフィットさせるための切実な知恵でした。羊の皮は柔軟で吸水性があり、当時のスポーツ界では最高級の滑り止め素材だったのです。

命を張っていたガットの正体

また、ガットも現在主流のナイロンではなく、ナチュラルガットが標準でした。

ナチュラルガットとは?

羊や牛などの動物の腸の膜を細長く切り、乾燥させてより合わせた天然素材の弦のこと。

ナチュラルガットは非常に反発力とホールド感(シャトルを包み込む感覚)に優れており、文字通り動物の命を道具として使用していた時代だったと言えます。

バトルドアからラケットへの進化

さらに歴史を遡れば、ラケットはバトルドアと呼ばれる、木製の板そのものでした。

バトルドアとは?

日本のはねつきで使う羽子板のような、平らな木の板のこと。

この板に穴を開け、ガットを張るという発想が生まれたことで、空気抵抗が激減し、バドミントンは高速のスポーツへと進化を遂げたのです。その過程で、少しでも軽量化し、かつ反発を強めるために、先人たちは羊の皮や動物の腸といった自然界の素材を試行錯誤しながら取り入れてきました。

まとめ

羊の皮や動物の腸から始まったバドミントンラケットの歴史。それは、より速く、より正確にシャトルを飛ばしたいという人間の探求心の歴史でもあります。

現代のハイテクラケットは、こうした先人たちの泥臭い試行錯誤の結晶です。

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