バドミントンのテンション(ガットの張る強さ)の決め方

バドミントンのガットを張るときに「硬さはどうしますか?」や「何ポンドで張りますか?」と言われて、悩んだことはありませんか?

バドミントンをプレーする上で、ラケットに張られたガットのテンション(張り)は、飛距離やコントロール性能、手首や腕への負荷に大きく影響を与える、非常に重要な要素です。

今回は、ガットのテンションについて詳しく解説していきます。

ガットのテンションとは、ガットがラケットのフレームにどれくらいの強さで張られているかを示すもので、通常ポンド(lbs)で表されます。

ラケットにはそのフレームが耐えられるテンションの範囲が記載されています。通常、ラケットのシャフト部分やグリップのキャップ部分に表示されています。推奨テンションを超えて張ると、ラケットの破損につながる可能性があり、保証の対象外となる場合があるため注意しましょう。

  1. テンションの高低による違い

ガットのテンションは、高い場合と低い場合で、それぞれ異なる特徴があります。

●高いテンション(高ポンド)のメリット・デメリット

メリット

・シャトルを打った際の球離れが速くなり、スピードのあるショットを打ちやすくなる

・打球時に高い音がするため、気持ちよく打てる

デメリット

・打球感が硬く、スイートスポット(正確にシャトルをコントロールできる打球点)が狭くなる

・ガットに大きな負荷がかかり、耐久性が低下するため、切れやすくなる

・打球時の衝撃が大きくなり、肘や肩などの関節に負担がかかりやすい

●低いテンション(低ポンド)のメリット・デメリット

メリット

・打球面に柔軟性があり、ガットの反発力を利用して、少ない力でもシャトルを遠くまで飛ばしやすい

・スイートスポットが広がり、シャトルをコントロールしやすくなります。

・シャトルとガットの接触時間が長くなるため、スピンをかけやすい

デメリット

・反発力が低くなるため、自分自身の力をしっかりとシャトルに伝える必要があります。

・シャトルスピードが出にくくなる傾向があります。

  1. 習熟度別テンションのおすすめ

・16~18ポンド:ゆるめ

→小学生や中学生の初心者におすすめ

・19~20ポンド:少しゆるめ

→小学生や中学生の初級者、高校生や大人の初心者におすすめ

・21~22ポンド:標準的な硬さ

→小学生や中学生の中級者、高校生や大人の初級者におすすめ

・23~24ポンド:少し硬め

→小学生や中学生の上級者、高校生や大人の中級者におすすめ

・25ポンド以上:硬め

→高校生や大人の上級者向け

これらは一般的なテンションです。自分に合ったテンションを見つけるために、上記を参考にしてください。

  1. 自分に合ったテンションの選び方

自分に最適なテンションを見つけることは、バドミントンを楽しむ上で非常に重要です。以下のポイントを考慮して、自分に合ったテンションを探しましょう

・プレースタイルと技術レベル: パワーのあるショットを重視するのか、コントロールを重視するのかによって適したテンションは異なります。

初心者や技術が安定しない場合は、低いテンションから試すのがおすすめです。

・筋力とスイングスピード: 力が弱いと感じる場合は低いテンション、ある程度力がある場合は標準的なテンションから調整しましょう。

・打球感: 実際にシャトルを打ってみて、自分が最も気持ちよく、コントロールしやすいと感じるテンションを見つけることが大切です。

まとめ

ガットのテンションは、

  • 反発力
  • コントロール性
  • 打球感

に大きく影響します。

プロ選手など上手な人のように、高ければ良いというわけではありません。

自分のプレースタイル、技術レベルなどを考慮し、「自分に合ったテンション」を見つけることが、より快適で質の高いプレーにつながります。

テンションの硬さで、ショットの精度は大きく変わります!

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