後ろで打った後に前へ走る動きが遅くなっていませんか。クリアやスマッシュを打った直後にネット前で遅れるのは、中級者が最も悩みやすいポイントです。
今回は中級者もしくはそれ以上の方におすすめの前方向に動いて打つノック練習を紹介します。
練習方法
今回は二つの例を紹介します。
①ネット前へ速いペースでノックを出してもらう。
→準備とタッチのタイミングを速くすることで、より実践に近い形で練習できます。
②様々な高さで打つ
→毎回同じ高さではなく、高めの位置や低めの位置、どの高さで打っても安定したショットが打てるようにしましょう。
③他方向の動きと組み合わせる
→後ろから前に、バックレシーブから前になど、他の位置で打った後を想定して練習しましょう。
これらの練習を行うことでより実践に近い練習になり、試合で役立つ練習になります。
強化できるポイント
- 後ろから前へ移動する切り返し能力
- 打球後の重心コントロール
- 初動の反応速度
特に他方向から前方向への切り返しは試合で頻発するため、実戦効果が高いです。
注意点や意識する点
後ろで強く打った後に上体が起きたまま前へ走ると、重心が高くなって遅れます。後方ショット後は着地と同時に重心をやや低くセットし、前へ走り出します。また、ネット前に着く前に大きく減速すると届かないので、最後の一歩だけ小さく調整し、それまではスピードを維持しましょう。ラケットは常に前に構え、振り遅れを防ぎます。
まとめ
他方向から前への切り返しを組み込んだノック練習は、中級者が苦手としやすい連続動作をまとめて鍛えられる効率的なメニューです。重心移動、初動、アジャストステップ、切り返し速度が一度に強化され、試合でのネット前対応が大きく改善します。前方向の一歩が速くなるほど、試合の主導権は取りやすくなります。
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