スマッシュを打った瞬間やバックハンド時、肘に「ピリッ」と鋭い痛みを感じたことはありませんか?
バドミントンは前腕のひねりや手首のスナップを多用するため、肘関節に多大な負担がかかるスポーツです。痛みをただの疲労と放置すると、慢性的なテニス肘へと悪化し、長期間ラケットを握れなくなる危険性があります。
今回は、痛みを未然に防ぐ前腕ストレッチとケア方法を解説します。
バドミントン肘のメカニズムと実践ストレッチ・睡眠ケア
バドミントン肘は、医学的には上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と呼ばれます。手首を動かす筋肉が骨に付着する腱が、繰り返しのスイング動作で微小な断裂を起こし炎症を生じる状態です。特に手首を甲側に反らす手関節伸筋群(しゅかんせつしんきんぐん)に負担が集中するため、この柔軟性を保つことが最大の予防策となります。
【実践ストレッチ】
- 痛めやすい側の腕を、肩の高さで真っ直ぐ前に伸ばします。
- 手のひらを下に向け、反対の手で伸ばした手の甲を上から包み込むように持ちます。
- 手首を自分の方へゆっくり曲げ、前腕の外側が伸びるのを感じながら30秒間キープします。痛気持ちいい強さで行いましょう。

さらに睡眠による組織修復も重要です。筋肉の微小な損傷は、深い睡眠であるノンレム睡眠中に分泌される成長ホルモンによって修復されます。睡眠が不足すると回復が追いつかず炎症が蓄積してしまいます。入浴は就寝の90分前に済ませて深部体温を調整し、質の高い睡眠を確保することも立派な対策です。
毎日のケアとフォーム改善で痛みのないプレーを
バドミントンの上達には、厳しい練習と同じくらい体を正しく回復させることが重要です。ストレッチはお風呂上がりなど、筋肉が温まったタイミングで行うとより効果的です。 また、腕の力だけに頼る手打ちは肘への負担を大きく増大させます。そのため、フォームの改善もバドミントン肘の予防には必要不可欠です。怪我を未然に防いでコートで最高のパフォーマンスを発揮しましょう。
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