大会が近づくと、練習や体力作りに意識が集中しがちですが、実力を発揮するために欠かせないのが「睡眠」です。
睡眠は体の疲労回復だけでなく、集中力や反応速度を高める役割を持っています。
特に大会経験が少ない初心者の方は、緊張や不安で睡眠リズムが乱れやすいため、意識的に整える必要があります。
今回はそんな睡眠について解説します。
1.ノンレム睡眠とレム睡眠
人間の睡眠は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」に分かれ、これを90分周期で繰り返しています。
ノンレム睡眠は深い眠りで筋肉や身体の回復を促し、レム睡眠は脳を休ませ、記憶の整理や反応速度の向上に関わります。
試合で動きや判断を正確にするためには、このサイクルを乱さないことが重要です。
試合の1週間前からは、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる「体内時計の安定」を心がけましょう。
体内時計とは、脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)という部分が調整する24時間のリズムで、睡眠や体温、ホルモン分泌をコントロールしています。
不規則な生活をすると、このリズムが乱れ、試合当日に眠気やだるさが出やすくなります。

2.睡眠前のスマホについて
寝る直前のスマホ使用や強い光の刺激は、眠気を誘うホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまいます。
就寝の1時間前はスマホやテレビを避け、ストレッチや読書でリラックスすると質の高い睡眠につながります。
さらに、寝不足を補うために前日に長く眠るのではなく、数日前から徐々に早寝を習慣化するのが理想的です。
3.まとめ
試合でベストパフォーマンスを発揮するためには、睡眠の質とリズムを整えることが練習と同じくらい大切です。
1週間前から睡眠スケジュールを安定させ、メラトニンの分泌を妨げない習慣を取り入れることで、集中力と体力を最大限に引き出せます。
睡眠を「見えないトレーニング」と考え、日常生活から整えていきましょう。
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