「運動中に喉が渇いたら水を飲めば大丈夫」と考えていませんか?
実は運動前からの水分補給不足は、パフォーマンスの低下や熱中症の危険性を高める大きな要因です。
特にバドミントンのような瞬発力と持久力の両方が必要な競技では、体内の水分管理が安全で効率的なプレーにつながります。
今回は、運動前に水分を取るべき科学的根拠と熱中症対策について解説します。
1.運動前に水分をとる理由
運動を始めると体温が上昇し、体は汗をかいて熱を放出します。
このとき失われるのは水分と電解質(ナトリウム・カリウムなど)で、これらが不足すると血液循環が悪化し、筋肉への酸素供給や体温調節が難しくなるのです。
体重の2%以上の水分が失われると「軽度の脱水」と呼ばれ、筋力・集中力・判断力の低下が起こることが報告されています。
さらに脱水状態では体温が過剰に上がりやすく、熱中症のリスクが急上昇します。
熱中症は重症化すると意識障害や臓器へのダメージを引き起こす危険な状態です。
2.バドミントンと運動前の水分補給
バドミントンは室内スポーツであっても、短時間で激しく動くため発汗量が多い競技です。空調が効いた体育館でも水分は確実に失われていきます。
「喉が渇いた」と感じたときにはすでに脱水が始まっているため、事前の補給が重要です。
具体的には、運動の30分前に200〜400ml程度の水分をゆっくり摂取することがおすすめです。
スポーツドリンクを活用すると、汗で失われる電解質も同時に補給でき、熱中症予防の効果がさらに高まります。

3.まとめ
運動前の水分補給は、パフォーマンス維持・ケガ予防・熱中症対策のすべてに直結する重要な習慣です。
特にバドミントンのようにスピードと持久力が求められるスポーツでは、練習や試合の前から計画的に水分を取ることが安全で強いプレーにつながるのです。
ウォーミングアップと同じように、「運動前の水分補給」も準備の一部として欠かさず行いましょう。
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